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瞬きをした瞬間、俺はもとの自分の部屋にいた。 今のが夢だったんじゃないか?とも思ったが、部屋に散らばるダンボール箱と、分厚い説明書が夢ではないことを物語っていた。 たしか…箱を開けとか言ってたか。 でっかいダンボール箱から手をつけ、ガムテープを端から剥がしていく。 ダンボール箱の中には、小さな、手のひらに収まるくらいの瓶が二つ。 それぞれ、色は赤と紫。 それから、もうひとつが真っ黒なローブだ。 以前大ヒットした○リポタの映画で見覚えのあるような。試しに袖を通してみると、不思議とローブは俺にぴったりだった。 でっかいダンボールに入ってたのは、たったこれだけ。 正直、むだな大きさだと思う。
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