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「斗真ー!早くしないと遅刻だよー!」
「はいはーい!今行くー!」
斗真は髪を整え終え、肩掛けのバックを持ち、玄関に向かった。
「よし!行くか斗真!」
「あぁ」
二人は玄関のドアを開け、外に出る。
外から見た玄関にある表札には、
日高美斗
斗真
斗真と美斗の名前しか記されていない。
二人は幼い頃に両親を亡くしていた。
両親が稼ぎのある仕事をしていてくれたお陰で、貯金には余裕があり、一応保険も降りている。
二人もバイトをしているため、お金に困ることはそうなかった。
血の繋がった家族が斗真と美斗しかいないため、二人はすごく仲が良かった。
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