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「んじゃ斗真!斗真もすぐ友達と落ち合うよね?お姉ちゃん先行くね」
「ん…了解」
「じゃな!とうくん!」
「またね…斗真くん」
美斗は長いポニーテールを揺らしながら、千奈と奈々と一緒に早足で学校へ向かっていった。
それを斗真は立ち止まって見つめていた。
「…いやいや。俺も同じ学校なんだから歩けよ」
斗真は独り言を呟いて、再度歩き始めた。
「さて…そろそろあいつらが来るはずなんだが…」
「ぅっほぉーーい!斗真ーー!!おーはーよー!!」
「おい…やめろバカ…恥ずかしいだろーが」
大きく手を振りながら近づいてくる男と、それを冷静に止めようとする友達。
二人が斗真に走り寄ってきた。
「おっはよう!斗真!ご機嫌いかがかな?」
「あぁ…ボチボチだ。爽太はどうだ?」
「おう!テンションMAXだぜ!!」
「まったくこのバカは…斗真も少しは言ってやれ」
「はは!まったくだな。気を付けるよ。礼也」
少しやりとりをした後で、三人は学校へ歩き始めた。
小嶋爽太(コジマソウタ)
元気、かなり活発。
自由奔放な性格。
身長は低めで、足が早い。
野球部に所属。
霧島礼也(キリシマレイヤ)
冷静に物事を判断する。
身長は高く、見た目よりも筋力がある。
柔道部所属。
二人とも斗真の仲の良い友達だ。
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