新人さん

11/44
前へ
/181ページ
次へ
(そのまま消えてくれ…) そんな事を念じてたら、山ちゃんが話し掛けてきました。 山ちゃん『まー君 あと一つお願い聞いてちょ?』 おいら『キショいから無理!!』 山ちゃん『酷ッ!! 酷過ぎない?』 おいら『何?』 山ちゃん『あのね あの子指名したいんだけど…』 そういいながら、姉さんを指差しました。 おいら『マジ 指名代も俺?』 山ちゃん『だって奢ってくれるって言ったじゃん…』 おいら『指名代は別じゃね?』 山ちゃん『奢ってくれるって言ったじゃん…』 おいら『普通指名代は…』 山ちゃん『奢ってくれるって言ったじゃん』 おいら『…分かったよ はいはい指名すればいいんでしょ』 山ちゃん『ありがとう』 ブッサイクな笑顔で答えました。 微妙『ありがとう(笑)』 いつの間にか、背後に立っていた微妙ちゃん こちらは微妙な笑顔で答えました。 おいら『!!!!』 微妙『優しいね さっそく指名してくれて』 おいら『イヤ違う…』 微妙『何(怒)?』 おいら『モウ スキニシテクダサイ』 微妙『やった(笑)』 もう諦めました。 人間諦めが肝心です。
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加