働けど我が暮らし楽にならず

新人さん

山ちゃん『まー君 延長しよ』

微妙『そうだよ １時間だけ？』

おいら『銭アリマセン』

微妙『嘘だぁ～!! 万券まだあったじゃん!!』

(神様 どうか僕に平和な心をお与え下さい。
このままでは 隣にいる化け物を殺してしまいそうです…)

おいら『君が見たのはペソです 日本円じゃありません』

微妙『嘘嘘 絶対日本円だよ』

おいら『例え日本円だとしても 給料日までの生活費です』

微妙『いいじゃん ご飯少し我慢すれば』

おいらが我慢なりません。
この沸々と沸き上がる殺意を…

ここで女神が現れました…。

姉さん『微妙ちゃん 無理言っちゃダメよ』

微妙『…だって まー君って楽しいだもん…』

姉さん『楽しいのは分かるけど ２人は明日も仕事なんだから』

微妙『…はい』

おいら『って事で 帰ります』

姉さん『はい ありがとうございました』

おいら『こっちこそ ほな山ちゃん帰ろ』

山ちゃん『俺まだ飲んでる』

おいら『ハァ？ 早く飲んじゃえよ』

山ちゃん『そうじゃなくて もうちょい飲んで帰る』