新人さん

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山ちゃん『今日は助かったよ(笑)』 笑ってそう言い放った態度に、おいらは少しキレました。 おいら『…笑ってんじゃねぇよ』 山ちゃん『????』 おいら『昨日 あれだけ寝坊するなよ!って言ったのに 寝坊して笑ってんじゃねぇよ!!』 おいらの異変に、少し離れた皆も気付き始めました。 おいらは山ちゃんの腕を掴み、会社の外に歩き出して、皆から見えない所に連れて行きました。 おいら『昨日帰ろって言ったのに そのまま残って飲んで 挙げ句の果て寝坊かよ?』 山ちゃん『何そんなキレてんの?』 おいら『当たり前だろ!! 俺が朝行かなかったら 雷さんに迷惑掛かってたんだから!!』 山ちゃん『…ゴメン』 おいら『ヘラヘラ笑って応えてんじゃねぇよ!!』 山ちゃん『本当 ゴメン』 おいら『……』 おいら『分かったならいいよ 次から気をつければ…』 山ちゃん『分かった…』 おいら『で 昨日は何時まで飲んだの?』 山ちゃん『11時位…』 おいら『(コイツ 嘘つきやがった…) そうなん…』 山ちゃん『ヤバイと思ったから 早めに帰ったんだ…』
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