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こうしてじゅんちゃんと別れました。
じゅんちゃんの携帯は解約されて、連絡も取れなくなり、おいらは諦めてこの世の何処かに元気で暮らしていれば、それて良いと思う様にしました。
それから約3年後知らない番号から電話がきました。
おいら『はい…』
じゅん『元気?』
おいら『え?』
じゅん『声忘れちゃった?』
おいら『じゅ… じゅんちゃん?』
じゅん『うん…』
おいら『もう声聞く事無いと思ってたから…』
じゅん『私も…』
おいら『番号覚えててくれたんだ…』
じゅん『…忘れる訳無いじゃん…』
おいら『ありがとう』
じゃん『あのさ…』
おいら『どうしたの?』
じゃん『……』
おいら『……そういえば子供は元気?』
じゅん『……』
じゃん『……その事なんだ…』
おいら『子供がどうかしたのか?』
じゃん『……』
おいら『ケガでもしたのか?』
じゃん『……』
電話の向こうで、じゅんちゃんのすすり泣く音が微かに聞こえました。
じゅん『まー君… ゴメンね…』
おいら『…どうしたんだよ?』
じゅん『実は…』
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