Maybe Love

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 「莉子センパーイ」  太陽の様な笑顔でアタシを呼ぶ、一つ年下のツバサ君。  お弁当の時間を友達と中庭で過ごすアタシの元へ必ずやって来る。  「それ、頂戴!」  「え?ツバサ君…。それはアタシのメロンパンで、お昼はそれしかないの」  「えー、ダメなの?」  ダメなの?って良いと思ってるのかこの少年は…。  ツバサ君はなかなか手強いヤツだと思う。
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