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限りある世界ならば この手には想いを 終わりが目の前なら 迷わず 突き進もう 空で飛び交う烏(からす)に 道端の小さな花 誰もが羨む展開は あると言えないけど 確かに今 心の中で 小さな 糧になる 未来をキャンバスにして 歩いた過去を色に 遠い 遠い 遠い今を描く 思いついたイメージで 苦しみだって描き変えながら 描こう 描こう そして気づいたら 振り向こう きっとそこには 「今」がある 空を囲うビル街に 靴音がする足元 小さな幸せなんて そう 見つかりはしない 泣きたくないのなら 泣かなければいいんじゃない そんな簡単なものなら 唇を噛んで 悲しそうな顔 心の中に押し込んだりしない 「靴底がすりきれるほど  同じ想いがもてたら」 遠い 遠い とても遠すぎる 今 巡りめぐった軌跡を 消してみたいとさえ願ったら 筆をもつことさえも できないと 見えてたものは どんなもの 子供のころ夢に見てた 偽りのなかった想い 今は いくつ 覚えてる? なくしてしまったこと わすれてしまったこと 想い続けられる……? 未来をキャンバスにして 歩いた過去を色に 遠い 遠い 遠い今を描く 「靴底がすりきれるほど  同じ想いがもてたら」 きっと きっと 目の前にある 今 思いついたイメージで 苦しみだって描き変えながら 描こう 描こう 立ち止まったら 振り返ろう きっとそこには 「今」がいる 「完成したら見せに来るよ」 描いてく
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