ブラコン過ぎる妹

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晩御飯を終え、自分の部屋で一息をつく。 平和だ…。 今我が妹は台所にて洗い物中だろう。 ああ…平和だ。 因みに、遥があんな感じになったのは高校生ぐらいからだったと思う。 その前でも、お兄ちゃんお兄ちゃんと言いながら…どこに行くにもついて来る…お兄ちゃん子だったけど。 今みたいなことはなかった。 両親達が海外によく行き家に殆どいなくなったあたりから今の感じになりはじめた。 遥なら、他にも良い相手いるだろうに…。 兄として将来が時々不安になります。 ブブブ…ブブブ… 何かが振動する音が部屋に響く。 その音が、聞こえてくる机の方に目をやると…携帯が振動していた。 バイトに行っていたのでマナーモードにしていたんだったな。 携帯を開いて待受を見る。 着信…佐伯拓哉(さえきたくや) 同じ大学の仲間だ。
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