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「えっと…宮子さんこの食器は棚でいいんですよね?」
「そうね?棚の端に置いておいてくれるかしら?」
今、俺達は『マリン』にて開店準備中である。
俺は宮子さんと厨房の方で食器や食材などの片付けをしている。
宮子さんが言ってた通り、あらかたは片付いていたので…今日一日あれば楽に終わりそうだ。
遥はどこにいるだって?
遥は…。
「兄さん…お待たせしました…」
亜美が普段バイトで着ているメイド服みたいな服を着ている遥が厨房の中に入ってきた。
「もう~かなちゃん何かないの?」
「何故…遥がそれを着ている」
「そうじゃないよ~!似合ってるよ~とか言えないかな~」
いや…その前に気になる事があるだろ?
「遥ちゃんは今回の仕事手伝ってくれるのよ?」
宮子さんが…遥の後ろに回り肩に手を置き、そう言った。
「本当なのか…?」
ニートな妹が?
正直信じられない…。
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