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｢に…兄さん…優しくしてくださいね？でも、兄さんになら…少しぐらい乱暴にされてもいいかも｣
｢なにをだ？｣
｢そんな…兄さんから迫って来たのに、私の口から言わせるなんて…酷いです｣
｢いや迫ってないから｣
｢でも…そういう兄さんも好きです｣
人の話を聞いてない。
完璧一方通行。
｢おーい、遥？｣
遥の顔の前で右手を右左に行ったり来たりさせる。
が…反応無し。
｢初めはキスから…してください｣
顔を赤めらせてまぶたを閉じる遥。
何故そうなる？
遥の唇を摘まむ。
｢んん！？｣
｢人の話をきけ！｣
｢んー！んん。｣
唇を摘んだままなので声を出せないので頷いて答える遥。
そして唇から手を離す。
｢う…唇ヒリヒリしますよ…どうせ塞がれるなら目隠しのほうが｣
後半は基本的にスルーだ。
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