ブラコン過ぎる妹

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「櫻井君、お疲れ様」 「マスター、お疲れ様です…お先に失礼します」 そう言いながら、店を後にしようとドアを開けようとした時。 「かなちゃん~お疲れ様~!」 声をかけられた。 振り向くとそこには、黒髪をポニーテールにして、メイド服に近いカッコをした活発そうな女の子がいた。 「亜美、その呼び方やめろって」 「いいじゃん!可愛いのに」 不満げに言うコイツは…。 椎名亜美(しいなあみ)。 俺と同じ大学に通う幼なじみだ。 この喫茶店「カフェラッティ」のバイト仲間でもある。 因みに…メイド服ぽい制服はマスターの趣味だ。 「女の子みたいだろ」 「かなちゃんがいいもん」 何故、かなちゃんなのかと言うと…。 俺の名前が櫻井彼方(さくらいかなた)だからである。 「あ~もう好きにせい!俺は帰るぞ」 「うん!気をつけてね!かなちゃん」 「お前もバイト頑張れよ」 そうしてカフェラッティを後にした。image=443486958.jpg
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