ブラコン過ぎる妹

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「は~い!かなちゃん~遥ちゃん!お待たせ!ランチセットとサンドイッチセットです」 「ああ、あれ?亜美、ケーキは頼んでないぞ?」 「それは~マスターからのサービスだよ~!」 「そうか、マスターにお礼言っててくれ」 「うん!了解~!じゃ~私は仕事にもどるね~!」 「ありがとうございます…亜美ちゃん」 遥のその言葉に笑顔で答えポニーテールを揺らしながら離れていった。 「相変わらず騒々しい奴だな」 「それが亜美ちゃんですよ」 「だな、とりあえず食べるか」 「はい、いただきます」 俺がランチセットを遥がサンドイッチセットを食べはじめた。 カフェラッティは喫茶店なのでコーヒーはもちろん美味しいが、サンドイッチやランチといった軽食も美味しいと評判の店だ。 入った時には空いている席があったが、今はカウンターからテーブル席まですべてが埋まっている。 「兄さん人多いですね」 「昼時は大抵こんな感じだ、席が少ないのもあるけど」 まあ喫茶店に沢山の席が在るところもそんなにないだろうし。 「席が少なくて悪かったね」 低い声が横から聞こえた。
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