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「お帰りなさい~兄さん」
「うわ!?遥か…脅かすなよ…ただいま」
「脅かしてませんよ」
少しムスとした表情でいう。
因みにコイツが問題児の俺の妹…櫻井遥(さくらいはるか)。
髪の色は金色。
長さは背中ぐらいまである。
顔は…可愛い方だと思う。昔、読者モデルをしていたのでスタイルもいい。
頭も俺より良い。
どこが問題児だって?
まあ今にわかるさ。
てか…玄関を開けた瞬間に言われたら誰でも驚くだろ。
「なんで玄関で正座してんだよ?新手の精神統一か?」
エプロン姿をした遥が、正座をしているのだ。
「違いますよ…兄さんを待ってたんですよ」
「俺を…?」
「そうですよ?えっと兄さん…ご飯にする?お風呂にする?それとも…ア・タ・シ?」
「風呂…」
俺はそう一言呟き、廊下に荷物を置いて、風呂に入るため脱衣所に向かった。
「もう兄さんたら…お風呂の後に私をご飯と一緒にいただくんですね…」
何か聞こえたがスルーする。
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