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脱衣所に行き服を脱ぎ風呂場に入る。
風呂に入って数分たった時だった。
浴槽に浸かっていると…。ゴソゴソ…脱衣所から物音が聞こえた…。
嫌な予感がする。
ガチャガチャ…ドビラを開けようとする音…。
「兄さん!どうしてドアに鍵をかけているんですか?」
嫌な予感が当たった。
「お前がいるからだ」
「そんな…私はただ兄弟の愛を確かめ合いたかっただけなのに」
「誤解を招く発言をするな!」
それでも諦めきれないのかドアを開けようとする遥…。
「昔はよく二人でお風呂入ってたのに」
「それは小学生の時の話だ」
今俺は20才
遥は18才
その年で一緒に風呂に入るのはありえないだろ?
「うう…兄さんヒドイです」
「いや…普通だ」
「兄さんの馬鹿~」
ドタバタと騒がしい音がして…再び静かになった。
遥が諦めて出て行ったのだろう。
「ふぅ~」
浴槽に浸かりながら溜息を零した。
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