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「まあ、可愛くないわけじゃないんだけどな」
バシャ…顔にお湯をかけ洗う。
だが…妹は妹だ。
風呂から上がってリビングに行くと遥の姿はそこにはない。
どこに行ったんだ?
まあ…荷物を部屋に置いて来るか。
階段を上がり2階の廊下を進み突き当たりの部屋に入る。
電気をつける。
部屋にはPCと本棚とベッドそれに押し入れと質素な感じになっている。
ここが俺の部屋だ。
荷物を部屋に置く。
ベッドに妙な違和感を感じる。
やけに盛り上がっている。
ベッドに近づき布団をめくる。
すると、そこには丸まった遥の姿があった。
「なにしてるんだ?」
「兄さんの布団を暖めていました…ついでに兄さんの匂いも」
「いいからベッドからどけ!」
シーツを引っ張りベットから遥を落とした。
「きゃ…兄さんヒドイです…でも乱暴な兄さんもいいかも」
そう…俺の妹は極度のブラザーコンプレックスで変態…。
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