妹と海と夏のアバンチュール?

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7月の終わり。 大学が夏休み真っ只中。 夏本番。 しかし、俺はバイト詰めの毎日。 そんな時に妹が。 「兄さん海にいきましょう」 リビングのソファーでくつろいでいる俺に言ってきた。 「急だな、いきなりどうした?」 「夏と言ったら海ですよ?海と言ったら水着ですよ?」 「まあ、そうだな」 「だからいきましょう」 「いや、流れがわからん」 遥が不満そうに頬を膨らませながら。 「流れとか気にしちゃダメですよ?」 「バイトあるから無理だ」 「妹の為にたまにはひとはだ脱いでください」 「無理を言うな」 「なら服を脱いでください」 は? なぜそうなる? 「服を脱ぐ意味がわからん」 「そんなの決まってるじゃないですか!ひと夏の思い出を作るのですよ?」 「そういう思い出は作らん」 「ぷぅ~なら、どういう思い出ならいいんですか?」 頬をプクっと膨らませて言う遥、コイツは子供か。 「兄と妹との健全な思い出なら検討しよう」 「なら健全なキスをしましょう」 「まったく健全じゃないだろ」 「欧米式挨拶ですよ?」 「ここは日本だ」
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