次回作 イオル編 予告

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しかし、世の中そんなに甘くは無い。 「あなたがレグルスですね」 突然現れたエメラルドの瞳の黒髪の少女アレイナ。 彼女の瞳に愛するシルヴィアの面影を見る。 だが、彼女はとんでもない女だった。 次の瞬間、イオルは驚愕する。 「傷の治療費および宿泊料と食事代。あわせて、金貨300枚いただきますわ」 法外な治療費などをにっこり笑って請求してきた。 だが、そんな大金払えるわけがない。 そういうとイオルはアレイナに無理やり奴隷契約を結ばされる。 「お金がないなら、金貨300枚分身体で払っていただきます」 そのときから、イオルは、村の奴隷となった。 正義感あつく皆に慕われる紅の傭兵王アリオールは、村の独立不羈を守るために、傭兵団を組織し、戦いに明け暮れていた。 そして、嘘八百、傍若無人の極悪姫君アレイナ。 彼女もまた商団を率い、村の経済を支えるため、自分のすべてをかけていた。 必要あらば、女としての武器を使い、商談を成功させるアレイナにイオルの心は乱される。 そして彼女たちは眠っていたイオルの心を目覚めさせていった。 それがレグルスとなったイオルの戦いの始まりである。
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