参 為

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恪為、相為は此処壬生浪士組に住むこととなった。 二人には此処の皆が仲間に家族になると近藤に言われた。 相為は不思議に思った。 赤の他人を何故すぐに家族にできるのかと。 何も知らないのに家族にできるのかと。 だが相為にそんなことを聞く勇気はない。 だから心の奥にしまっておく。 「それでは君達には何をしてもらおうか?」 「はいっ!」 「何だ?総司。」 「相為くんを僕の小姓にしたいです。」 「おぉ! それはいいな。 相為くんそれでいいかい?」 「…恪為は?」 「一緒じゃないと嫌かい?」 その言葉に相為は頷いた。 恪為はため息をついた。 それにより相為はビクッとしてしまう。 「この機会に俺から一度離れてみな。 世界の見方がかわるから。」 相為は信じられなかった。 まさか恪為がそんなことを言ってくるとは思わなかったのだ。
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