500人が本棚に入れています
本棚に追加
恪為、相為は此処壬生浪士組に住むこととなった。
二人には此処の皆が仲間に家族になると近藤に言われた。
相為は不思議に思った。
赤の他人を何故すぐに家族にできるのかと。
何も知らないのに家族にできるのかと。
だが相為にそんなことを聞く勇気はない。
だから心の奥にしまっておく。
「それでは君達には何をしてもらおうか?」
「はいっ!」
「何だ?総司。」
「相為くんを僕の小姓にしたいです。」
「おぉ!
それはいいな。
相為くんそれでいいかい?」
「…恪為は?」
「一緒じゃないと嫌かい?」
その言葉に相為は頷いた。
恪為はため息をついた。
それにより相為はビクッとしてしまう。
「この機会に俺から一度離れてみな。
世界の見方がかわるから。」
相為は信じられなかった。
まさか恪為がそんなことを言ってくるとは思わなかったのだ。
最初のコメントを投稿しよう!