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この部屋にいた一人の者が部屋を出ていった。
おそらく芹沢を呼びに行ったのだろう。
「ねぇ、さっきから何であの人達は黙ってるの?
てか誰なの?」
「そういえばそうでしたね。」
こうして芹沢が来るまでの間自己紹介をすることとなった。
「俺は永倉新八って言うんだ。
よろしくな。」
「俺、原田左之助。よろしくな!」
「僕は藤堂平助。よろしく。」
「斎藤一だ。」
「さっき芹沢を呼びに行った人が井上源三郎さんです。」
紹介が終わったと同時に芹沢が入ってきた。
それからすぐに座る。
その横にはもう一人くっついてきていた。
「お前か儂に用があるのは。」
「そうなりますね。」
恪為は横にいる者を睨んだ。
「そちらは新見錦さんで?」
「何故それを!?」
新見は当然の如く反応してきた。
それを見て恪為はわらう。
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