参 為

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この部屋にいた一人の者が部屋を出ていった。 おそらく芹沢を呼びに行ったのだろう。 「ねぇ、さっきから何であの人達は黙ってるの? てか誰なの?」 「そういえばそうでしたね。」 こうして芹沢が来るまでの間自己紹介をすることとなった。 「俺は永倉新八って言うんだ。 よろしくな。」 「俺、原田左之助。よろしくな!」 「僕は藤堂平助。よろしく。」 「斎藤一だ。」 「さっき芹沢を呼びに行った人が井上源三郎さんです。」 紹介が終わったと同時に芹沢が入ってきた。 それからすぐに座る。 その横にはもう一人くっついてきていた。 「お前か儂に用があるのは。」 「そうなりますね。」 恪為は横にいる者を睨んだ。 「そちらは新見錦さんで?」 「何故それを!?」 新見は当然の如く反応してきた。 それを見て恪為はわらう。
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