弐 為

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壬生浪士組が。 なんか面倒なとこに来たみたい。 約150年前か。 俺は別にいいけど人見知りの相為は大変だな。 向こうの時代でもいつもびくびくしてたのにこの時代は刀なんかを持っているから余計大変だ。 「ねぇ、少し話しない? あんたって土方?」 「なぜ知っている。 間者か。」 「違うね。 芹沢鴨でわからないかな?」 これでわからなかったら馬鹿だ。 まぁタイムスリップとは考えられないと思うけど親戚かなんかだとは思うはず。 「芹沢さんの知り合いか?」 「違うよ。 ただの子孫。」 「はぁ?」 「分かりやすく言えば150年後の人間。 芹沢鴨の血をひく者。」 まぁこんなんで納得するわけないか。 どう説明すれば納得してもらえるかな。 でもまぁこの状況は何とかしたい。 今は相為我慢してるみたいたけどそのうちどうなることか。 「信じられないよね。 俺だって信じられない。 ただこれは事実なんだよ。 でも証拠見せないと納得しないよね。」
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