178人が本棚に入れています
本棚に追加
「あのさ………
ん………と
やっぱやめようかな?」
「えーー!途中でやめないでよ。気になるから早く言いなさいよー。」
「マジで怒るなよ?」
「う…うん」
蓮は少し間をおいて話し始めた。
「あのさ…
あのプレゼントは、実は俺が買ったものではなくて、母さんから瑞希に渡してくれって預かったもので……」
「へ…?
お母さんから?
そうだったんだー!」
お礼の電話しとかないと…。
どうりで蓮にしては素敵すぎるプレゼントだと思った。
「それからさ…実はケーキも母さんが…」
後半部分の声のボリュームが小さすぎる。
ニヤニヤ笑いながら言う蓮が妙にイラッときた。
まさに悪い事をした子供が小出しに悪事を発表する状況。
「………で?
この話のオチは?」
もうじきキミの踏んだ地雷は多分爆発する。
最初のコメントを投稿しよう!