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「瑞希~行ってきま~す」
玄関から蓮の声が届いた。
私は慌てて新聞を閉じて玄関へと走る。
「蓮、ほら、お弁当忘れてるよ~。」
「おっ、サンキュ」
愛情弁当を無事に手渡した。
「はい。行ってらっしゃい」
笑顔で蓮を見送った。
いつもと変わりない朝の風景。
多分
こうゆうのが、幸せっていうんだろう。
結婚って
普通の毎日の生活の中で、小さな幸せを探しながら積み重ねていくものなのかな?
「私って蓮と結婚して何か成長したかも~?」
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