17742人が本棚に入れています
本棚に追加
「変化可能な武器は状況に応じて、対応するためだ」
神は少し考えていたが、‥まぁいいか、と言うと指を鳴らす。
すると黒無の前に、ある物が落ちて来て慌ててキャッチする。
「それが貴方が望んだ物です。
イメージすればイメージ通りの物が出来ますんで、あと三つまで同時併用が出来ます。
固定すれば、解除するまで形を維持する様にしましたからね。因みに名前は『夢幻』です」
改めて落ちて来た物を見る。
形は六角形で色は紫がかった黒で水晶をイメージすれば良いだろう。
「ちょっと細工をしておいたんで何時か分かる時が来るまで楽しみに待ってて下さい」
神は語尾にハートマークが付き添うな口調で言うと、ある物を取り出し、クロムに渡した。
「サイコロ?しかも数がバラバラだな」
「まあ、振ってみて下さい」
サイコロを受け取って見たが、サイコロの目には漢字で、零・四・八・十・十五・十七と書かれている。
「そらよっ」
「‥‥『十』ですね。あ~後、貴方の属性は私の独断と偏見と価値観と勘で選びました因みに闇・水・風です。」
「最終的に適当じゃねーか!!?」
「気にしない気にしな~い。
さあ、異世界『ユニオン』に行ってらっしゃい!!まだ見ぬ世界が君を待っている!!
そしてアブノーマルな世界が君を‥‥」
「煩っせえよんだよ!腐女子が!!」
「さっさと行け、ガキがぁぁあ!!」
神は跳び蹴りを黒無の腹に喰らわせる。
その威力は強力で、桜花の背中に位置していた門の扉をぶち開ける程だ。
「くそったれの腐女神があぁぁあぁぁッ!!」
そう言いながら、彼は門の中の闇に飲み込まれて行った。
「あっ!?彼の身体の調整が終ってない!?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥まっ、いいか。私を腐女子と言った罰です♪」
‥‥‥‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥
最初のコメントを投稿しよう!