宿敵と出会いました

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   ――夢幻弐型『スクトゥム』  夢幻を盾に変えマカナを防ぎ、太刀で突き刺すが、オセはハルバートを破棄した事により空いた手で太刀を受け止めた。 「捨て身かよっ」  オセは傷付く事を恐れない。彼は死を恐れないのではなく、殺し合いが出来ない事を何より恐れる。 「肉を切って骨を断つ。嫌な野郎だな」  太刀を離し、後方に飛び退く。  適切な距離を置くと、マカナ呑みを構えたオセに向かう。  マカナの側面を肘打ちで防ぎ、相手の顔面に拳を放つが、避けられる。  脚で肘で、時には頭を使う攻防が続く。 「随分と腕上げたじゃねぇか!!」 「あんたもな!!」  両者の拳が激突。弾け飛ぶ様に距離を置く。
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