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さて、目の前には大きな大理石だろうか?まあ、良い。
要するに石造りの大きな門がある。
「これが俗に言う、地獄の門か?」
「いいえ、違います」
「!!?」
黒無はバッと後ろを向くと、黄金の髪を膝まで伸ばした、金色の目の女性がいた。
「貴方は天使ですか?」
「いいえ、ケフィアです」
その瞬間、空気が死んだ。
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」
「「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」」
「ねえ、お願い!!そんな痛い人を見る様な目で見ないで下さい!!」
女性は頭を下げて誤るが、黒無が頭を傾げる。
「ケフィアとは何だ?」
「え゛っ!?転生する人は大抵知ってるのに!?その為に私はいろいろな地球の情報を取り寄せたんですよ!?
そのせいで、皆からはオタクとか腐女子とか言われるし!!」
黒無は女性の勢いに押されるが何とか宥める事に成功しました。
「‥‥すいません。
では、気を取り直して行きましょう!!」
「私は神様です。そんで貴方は世界に多大な影響を与えた御褒美に転生する事が決まりましたー。パチパチーー」
「俺は世界に影響など‥‥「橘黒無」??」
「日本に生まれ、14歳の時に両親を交通事故により失う。その為、貴方は妹さんの進学費の為に、高額な傭兵業に勤める。」
「ッ!!(何故、その事を!?)」
「戦場に出ると、その頭角を現し僅か半年で敵味方に名が知れ渡る。
しかし、16の時に妹さんに傭兵である事が発覚。それ以前は大工と嘘を付いていた。」
「人の個人情報を‥‥」
神はそんな言葉を無視して話しを続ける。
「19の時に親友を助ける為に囮になり死亡。
しかし、その親友が世界に革命を起こし、貴方の妹さんと結ばれる」
「フレェェエェッドォォオォオ!!!」
‥‥あいつ、なに妹に手を出してんだごらあぁぁあぁぁああ!!!? 沈める!絶対に東京湾に沈める!!
「えっ、えっと。お二人のお子さんが、世界に第二の革命を起こします。つまり、貴方は間接的に世界に影響を与えたんですよ」
殺す!フレッド殺す!殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺
ふふふっ、フハハハハハハハッ!!!
「ちょっと!?全身から危ないオーラが出てますよ!?」
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