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誰とも無く、笑い、照れる。
そして、ノゾミは
「キリ‥ちゃん‥、印象違うね。」
「‥そう?」
「だってちょっと‥誰とも喋らないのかなって‥」
「‥なんか、緊張してたの‥毎日‥なんていっていいのかわかんなかったから‥」
そういって、そしてまた照れて笑う。
「キリちゃんうまくない?」
「あっ、マジきれい!」
「うそ、あたし裁縫ほめられたの初めて!」
「えっ、ちょっとまって、あたしたちのレベルが問題なの!?」
「おまえら、あと30分で校門閉めるぞ。」
急にクラスの入り口から声がかかって、びっくりしてみんなその声のほうを向いた。
「あっ!!」
「キジセンマジあんたキリちゃんにあやまんなよ!!」
「なんだ急に」
「そうだよ木島ちゃんひどすぎる。」
「ハァ?」
二人が急に攻めだしたので、リエナは苦笑しながら
「キリちゃん文化祭の担当決まったあとに入ったから、何していいか困ってたんですよ。」
「あれ、そうだったか? スマンスマン」
「スマンですんだら警察いらない的な?」
「あやまれっつったのお前らだろ‥それで森川は‥」
「小物一緒にやることにしました。」
「そうか、よかった。いや、悪かったな森川。」
キリは苦笑したけど、それでもノゾミがかばってくれたことのほうがうれしかった。
「‥教室は、お前らだけか?」
「うん、みんな鞄もって外でてったから。」
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