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「ん、っぅ…ぁ」
横山くんが好きで、入学したかったこの学校。仲が良かった亮ちゃんとヤスもこの学校目指してて、俺は適当に二人と一緒がいいって言って入学して、……
亮ちゃんとヤスをこんなんにしたん俺やんか。
「りょっ、ちゃ…ごめ、…っごめ…ん」
「もう遅い」
亮ちゃんは、どんな気持ちなんかな。ヤスは、…横山くんは?
亮ちゃんを見たら泣いていて、
「…うわぁああん」
そんな亮ちゃんに俺も泣けてきて。亮ちゃんは静かに泣いてんのに、なんで俺は空気読まれへんのやろ…。
「お前、いくつやねん」
亮ちゃんは泣き止んでて、笑いながら腕を拘束してたネクタイを外してくれて、亮ちゃんに抱き付いて子供みたいにわんわん泣いて。震えた手でヤスも呼び出して、謝って。
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