いち

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  横山くんとは、何度も何度も身体を重ねた関係。でも恋人でもなく、汚れた関係。 「…なあ、なんで俺だけちゃうん?」 なんでやろ、何回も聞かれるけど答えられへん。 横山くんだけじゃないからなんかな。 「…やっと来た。遅かったな」 腕を引かれてベッドへ投げられる俺の身体。受け身が上手く取れへんかって痛い…、なんて呑気なこと考えてて。 「ナニ考えてんの?ナニも考えられへんようにしたろか?」 横山くんとは少し違って、少し乱暴なヤス。頷く俺に満足そうに微笑む。 「ひぁ、っあ…やぁ!」 痛いくらいに爪で引っ掻かれる俺自身の尖端。厭らしく垂れる先走り。そんな俺に怒ってるのか喜んでるのかわからないヤス、 「煩い、」 空いてる手で口を塞がれ、首筋を強く噛まれて残される痕。 「ふぅ、っう…ん」 それにさえ、漏れてしまう声。恥ずかしくて強く目を閉じヤスの髪を握り締めて必死に絶える。
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