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「ん…」
知らん間に寝てた俺は身体の疲れにぐったりとしてて、腰も痛くて身体を起こすだけで一苦労。
「…いっ、た」
揺れるレースのカーテンから覗く眩しい朝日も鬱陶しくて布団に潜ろうとするけど、ふと視界に入った俺のケータイ。着信の数に苦笑い。
「…うわ、亮ちゃんからや。絶対怒ってるやろなあ。」
着信履歴に残った、一分毎に掛けられた亮ちゃんからの電話。
学校行ったらしばかれそう。
「たっちょん」
着信履歴を見つめながら笑ってたら突然呼ばれた俺の名前に肩がびくつく。
「早く用意せな学校置いてくで」
慌ててケータイに表示されている時間を確認すると、ゆっくり出来そうな時間もなくて先にご飯を食べ終わってたヤスはソファーにのんびり寛いでて
そんなことも出来ない俺は慌ててご飯を食べて、慌てて歯を磨いて顔を洗って…
「はい、たっちょん」
ヤスは既に玄関におって、俺の鞄も持ってくれてて。差し出された鞄をきちんと持って一緒に部屋を出る。
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