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『五月蝿いわね…って、え!?予想以上に食べられてるんだけど!!!』 魔女は兄妹の勢いに驚いていました。 その声でヘンゼルとグレーテルは魔女に気付きました。 『…魔女って若いんだね。』 『えっ…///』 『ヘンゼル、あの人オバサンよ?』 グサッ!! 魔女の心にグレーテルの言葉の棘が刺さりました。 確かに、魔女の姿は20代にしか見えません。 『どうして判るんだ?』 『顔や体型はどうにか出来ても、首や手で歳がわかるもんなのよ。』 と言うので、ヘンゼルは魔女を見ると…グレーテルの言う通り、そこだけは若くありませんでした。 『…ほんとだ。』 その反応に魔女の心は折れました。 .
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