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―――――笛の音が響いた…
どこからか、男が叫んだ。
「全軍撤収ーー!!」
こうして、レンの初めての戦闘を体験した……
それにしても、あの娘はどうしようか…とりあえずレンは彼女を背中におぶって、首都に帰還した……
――――――翌日
医務室。彼女は目を覚ました。
「大丈夫か……?」
「ここは…はっお前は戦いの時のへっぽこ!!」
「いや…へっぽこじゃねぇし、お前を打ち負かした張本人だし…」
「そうか…私は負けたんだな。いっそあの場で殺せばよかったものを…」
「案外諦めが早いな。なんでそんなに殺されたいんだよ。」
レンは彼女に聞いた。
「帝国は負けて帰ってきた兵は処刑される。だから負けて、生きて帰ってくるぐらいなら死んだ方がましだ。」
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