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彼女はそう言った。
「そうなのか…これから帝国に戻るのか?」
返ってくる答えがもう決まってる質問をしてしまった。
「戻りはしない。戻ってもきっと処刑さ。それに帝国側にもバレてるならなおさら。これから住む場所を決めて、帝国に復讐する方法を探すだけさ。」
「だったら騎士団にならないか?」
レンはそんな誘いを彼女に言ってみた。
「騎士団…?住める場所があるなら別にいいけど。」
「あるよ。騎士学校の寮が。」
「ちょうどいい。私も帝国に相当恨みがあるからね。あんたの誘いを受けてやる。」
「俺はレン。これからよろしく。」
「私はサラだ。よろしくな。」
二人はお互いに名を教え合い、新たな道へと進む――――――
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