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騎士団在職の先生に挑むのはもはや、一般の人が国王に挑戦するのに等しい。
かなりの狂人がやりかねないことをサラは軽々提案してきた。
「どうするものか…」
さすがのレンも考える。
卒業試験は各生徒に月一回行える権利がある。
つまり、誰でも、月一回なら挑戦でき、合格し次第卒業になる。
簡単に見えてかなり厳しい。
そんな狭い卒業の門をくぐろうとする選択肢の前に立っているのだ。
堅実に確実に卒業できるまで学校にいるか、今の実力に任せて卒業試験を受けて卒業するのか。
「試しに受けてみるか?」
「えっ?まじで!?」
「いや、お前から言い出したんだろうが…一回受けてみて、合格できなくても、参考にはなるはずだ。」
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