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―――――――――翌々日。
試験が始まる。
本物の剣や槍は使わない。大怪我の防止のためである。
レンはもちろん槍を持っている。正確には槍のフォルムをした木の棒だ。
サラは木刀だ。
今日の彼女は気合いの入り方が違った。雰囲気で感じ取れるほどに。
試験相手の先生がやって来た。
一人は剣。もう一人は太刀のようなものを背負っている。
どちらにしろ、勝たなければならない。
一歩も引けない。
「では、レン・サラ組の卒業試験を始めます。」
………………………始め!!
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
最初に切り出したのはサラだ。
相手は太刀を背負っている方だ。
この卒業試験の勝敗はどちらか二人が先に降参したほうが負けになる。
つまり、一人が降参しても、残る一人が二人を降参させれば、合格になる。
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