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教師側がサラの攻撃を防いでいる音だけが響いている。
「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
もう片方の教師がレンに襲いかかってくる。
「この!」
(勝たなきゃいけない。サラの親父のため、俺の親父のため、母ちゃんのため、未来のために…!!)
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
横からくる木刀を槍の柄で受け止め、弾く。レンの追撃に移る。
サラはかなり有利に戦っている。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
サラの勢いで吹き飛ぶ。
「ぐっ…なんて実力だ…。こんな生徒、見たことがない。」
「まだまだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
教師は太刀をサラの足に向かって横に振る。
避けられた…
太刀は大振りの武器だ。すぐに次の行動に移れない。サラが教師の目の前に着地する…教師は隙だらけだ。
「もらったぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
サラは思いっきり、教師の脇腹に木刀の一閃をかました。
「ぐほっ…くっ…降参だ…」
「案外呆気ないわね…」
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