第03章 憎しみ

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「白斗…?」 アタシがそう呼び掛けると、白斗が扉を開けて保健室の中へ入ってきた。 「良かった…みい。無事で」 アタシの顔を見るなり、心底安心したような白斗。 そして、急に真剣な顔つきになる 「どうしたの~白斗?」 アタシはわざとおどけて言ってみせた。 …まぁ、白斗が言いたい事は薄々気付いてるけどね。 返ってきた答えは、 やはり予想通りのものだった。 「ここじゃまずいよな…屋上行って話さないか?」 _
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