第04章 過去

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アタシが必死に叫んでも、 涼は冷たい眼差しで アタシを見下ろすだけだった。 「ちょっと、なんとか言えよ!」 しびれを切らしたアタシは 涼に怒鳴った。  「…黙れ、奴隷が。」 ビクッ そのあまりに低くドスのきいた声に、アタシの背筋に冷や汗が流れた 思えばこれが、アタシの監禁生活の始まりだった―。 _
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