第04章 過去

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アタシは毎日どんどんと自分が やつれていくのを感じていた。 体は痩せ細り、痣だらけ 着ている服もボロボロ。 こんな毎日に耐えられる訳がなかった。何度も死にたいと思った。 でも、手足が縛られていては 何も出来ない。 舌を噛もうとはしたものの、脳裏にはいつも連の顔が浮かんだ。 まだ死ねない 連に会いたいから。 その想いを胸に、 アタシは毎日耐え続けた。 _
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