第04章 過去

18/18
前へ
/66ページ
次へ
「みぃっ!!無事なのか!?」 アタシの名前を叫ぶ声が聞こえた。 「―…っ」 アタシは、その声に応えたくて 必死に口を動かしたけど、 全く声が出なかった。 長い間、まともに喋ってもいなかったから。 それはアタシの体が、もう正常な働きをしていない証拠でもあった。 _
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加