----孤独----

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坂道の半分ぐらいから、突如出没する、山側の溝。 それまでは薄茶色の薄い鉄板を蓋にして閉じてるけど、なぜか途中から溝が剥き出しになっている。 俺の蹴り続けた石も、まんまとその溝に落ち、画期的な遊びもそこで終了。 クソッ っと思うけど、そんなことより残りの坂道の長さにうんざり気分。 坂道まで昇れば、あとは楽勝。 道路をまたぐ為の地下道を通り、行き着けの駄菓子屋を曲がれば俺の家。 家と言っても、市営団地だけど。
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