サッカー少年

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ある日その男の子と、廊下ですれ違った。 私の大嫌いな選択の授業の前で、その子は2組に入って行った。 私ははっとした。 同じ3年生だったのだ。 いつも床ばかりに顔がいっていたから全然気がつかなかった。 居残りして先生に数学教えてもらって来ます、とお母さんに言って、いつものようにフェンスの後ろに立っていたある秋の日。 何の前触れもなくまさかの出来事はやってくるようで、なんとお目当ての男の子が、私のところにやってきた。
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