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―――……‥
「じゃあ明斗、凌、お留守番よろしくね。
食事は冷蔵庫にあるけど、足りなかったら勝手に作っていいからね」
いよいよマサの誕生日。
今日ぐらい楽して、義父さんと楽しんできてね!っていう明斗の心遣いを無視して子供達の食事まで作って出かけるマサ。
まぁ、マサらしいけど。
「もう分かってるって!早く行っていっぱい楽しんできてね!」
「子供のことはいつまでも心配なの!何かあったらすぐに携帯に電話してくるんだよ?」
「分かった、分かった!もうオレたちだって高校生なんだから、大丈夫だって!
早く行く!義父さん待ってるんだから!」
明斗にそこまで言われそれでもソワソワしているマサ。
「今日は私達に気を遣って明斗もあぁ言ってくれているんだ。
そんなにソワソワしたら逆に失礼だよ?」
「そうかもしれないけど…。…まぁ、それもそうだよね!今日はちょっと休憩してもいいよね!」
「楽しんできてね!行ってらっしゃい!」
「行ってきます!」
「で、マサはどこか行きたい場所ある?」
「んーとねー…、ここのジェラート屋さん美味しいんだってー!」
「へぇー…ってここ、かなり遠いじゃないか!」
車で片道2時間はかかるぞ…
「やっぱり駄目か…。」
あ、しゅん…となった
しゅん…として私が許すとでも思ったのか?
「行くか。」
「本当!?やったー!」
許すに決まっているだろう!しゅん…となるマサ可愛いすぎるんだよ!
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