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李亥「もう大丈夫か?」
紅い少年「……うん」
少年は泣き止むと、李亥からそそくさと離れた、少年の顔は林檎のように真っ赤になっていた。
李亥「どうしたんだ?」
姜「さぁ?、それよりも、この子はどうするの李亥」
李亥「大丈夫だ、もう決めてある。」
姜「?」
李亥「少年、君の名は?」
紅い少年「……ボクは関羽、字は杞奉(きほう)です。」
李亥「そうか、関羽、私達の村に来こう!」
姜「成る程、そうゆう手があったわね」
関羽「いいんですか?」
関羽がそう言うと、姜が答えた。
姜「いいわよ、村の人達も大歓迎でしょ。」
李亥「ああ、それに行く宛てがないんだろ?」
関羽「……はい」
李亥「なら、いいだろ♪」
関羽「はい…、それじゃ「ちょっといいか?」えっ?」
李亥「関羽に折り入って頼みがある」
関羽「な、なんですか?」
李亥が妙に真剣な顔だったので関羽はたじろぐ。
李亥「関羽………
わ、私達のか、家族にならないか?」
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