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「ありがとー。雨宮くんに言われたら嬉しいわー」
と、適当にいつも流す。
「やろ?オレかっこいいもんなー」
ついでにナルシスト入ってる彼。
「自分で言うなよ」
「だって誰も言うてくれへんもん」
「柴さん!こいつだけにはひっかかったらあかんで!
柴さんきれいやねんからもっとええ男おるって!」
「あはは、ありがと~」
これも笑って流す。
ノリが良いのか悪いのか…。
「陽花がきれいって!
お前ら高校ん時の写真見たらそんなん言うてられへんで」
「……」
…っの男は…っ!
「柴さんとフクって同じ高校?」
「せやでー。こいつ部活やってた時なんてほんま男にしか見え」
「もーフクってば!何言うてんかなー?」
「あだだ!」
みんなには見えへんように、フクの背中をおもっきりひねった。
「おまっ何す」
「あ!フク!サークルのミーティングするって。一緒にいこっかー」
「は?オレ何も聞いてへんで!?」
「いいから行くの!
ではみなさんごきげんようー」
「「「ごきげんよー」」」
ノリの良いフクの友達を置いて、
フクをひっぱって歩いた。
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