1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あぁこの子が有賀さんが言ってた」
疾駆発躯
ハアと溜め息をついた
「困ったもんだよ有賀さんも」
吊り上がってた眉毛がいつの間にか八の字になっている
有賀さんが刻み続けたであろう
この先輩が
男性器みたいな髪型にしたのは額に浮かんできた皺を隠すための役割の一端があるからなのかもしれない
先輩は大きな段ボール箱を抱え(中にはポスター並の大きなプリントやらファイルやらが見えた)背筋を伸ばすときびきびと歩いてきた
さあ入って入って汚い部室だけど、廊下で立たせたままよりはマシでしょ」
まるで自分の家のごとくそう言ってのける先輩は、大きな荷物を抱えたまま(置けば良いのに)扉を開けようと四苦八苦してたので
私がこの先輩の変わりに扉を開ける事にした。開けてやる事にした
「あぁどうも」
案内された通り、先輩の後ろをついていく形で私は部室の中に入って行く
明るい廊下から入ったせいか
部室の中は薄暗く、私の目が慣れるまで大分かかった。やはりというか思ったとおりと言えばいいのか、オカルトグッズが山ほど置いてあった
部屋の床に円状めいた記号ののようなものが、ミステリーサークルのよう何かが私が最初に目についたものだった。修正ペンのような物で描かれて気味が悪いと、というより私は弱冠引いた
リアル髑髏(多分模型だと思う多分模型だと思う多分模型
最初のコメントを投稿しよう!