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事情が分かって、ビリーとプロ君も和解。 互いに何かを感じたらしく、変な友情みたいな物が芽生えたみたいだった。 「じゃあ、私たちは行くね」 「ガガ、びりーさん、アアンさん、サヨウナラ」 爽やか笑顔で去っていくブーメランパンツさん……とりあえず私はアアンさんじゃない。 二人を見送ってから、私は財布をしっかりとしまった。 今度は落とさないように気を付けないと。 「私たちも帰ろっか」 手を繋ぐと、少しだけ火薬の臭いがした。 「あー、今日はありがと。格好良かったわよ」 何だか嬉しそうなビリー。 何故か浮かんだ爽やか笑顔。 ……パパがビリーを可愛い小熊型に作ってくれて、本当良かったなぁ。
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