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……逃げられなかった。 クラスで一番早い私の足も、この変態には通用しなかったらしい。 信じられないくらいあっさりと追いつかれ、あっさり追い抜かされ、走り去っていく変態。 え、走り去って? 「あ、もしかして、ただブーメランパンツでジョギングしてただけで」 私が変に勘違いを、 「ガ、がががが」 ……一度は視界から消えた変態が、慌てて戻ってきた。 「いやぁぁぁぁぁ!」 勘違いなんかじゃない。 アレの狙いは間違いなく、私だ。
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