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ピピッ
私が呆然と立ち尽くしていると、ビリーが何かに反応した。
降下音、頭上からだ。
「くまサン、てき」
背中のジェットで華麗に空を飛ぶ変態さん。
物騒な物を片手に、ビリーに向かって狙いを定めているらしい。
いつもタマネギを刻んでいたナイフを構え、ビリーも飛び上がる。
二人は、二体はまるで少年漫画のように熱く戦い始めてしまった。
撃ち合い、斬り合い、鍔迫り合い。
必殺技に、それを無効にするバリアに……。
「何なのよ、これ」
そして、置いてけぼりにされる私。
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